動物実験代替法版「マネーの虎」、登場!? [代替法]
イギリスでは、国立3Rセンター(NC3Rs)がまた何かおっぱじめたようです。とりあえずは、このサイトを見てくれということらしく…新サイトの名称は「CRACK IT」です。
CRACK IT
http://www.crackit.org.uk/
動物とヒトのあいだにある深~い谷を埋めるため、資金提供者と研究者を結び付けましょう、それが結果として動物の利用を減らすでしょう。
下記の記事を見ると、なかなかそうそうたるスポンサーが並んでます。
CRACK IT scheme offers new incentives to cut animal research reliance
http://www.pharmatimes.com/Article/11-09-20/CRACK_IT_scheme_offers_new_incentives_to_cut_animal_research_reliance.aspx
"Dragons' Den"って何のことかな?と思ったら、日本のテレビ番組「マネーの虎」のイギリス版のことなんですね^^; なるほど。
しかし、チャレンジしてほしいテーマは既に用意されているようです。
http://www.crackit.org.uk/crack/crackitchallenges
CRACK IT
http://www.crackit.org.uk/
動物とヒトのあいだにある深~い谷を埋めるため、資金提供者と研究者を結び付けましょう、それが結果として動物の利用を減らすでしょう。
下記の記事を見ると、なかなかそうそうたるスポンサーが並んでます。
CRACK IT scheme offers new incentives to cut animal research reliance
http://www.pharmatimes.com/Article/11-09-20/CRACK_IT_scheme_offers_new_incentives_to_cut_animal_research_reliance.aspx
"Dragons' Den"って何のことかな?と思ったら、日本のテレビ番組「マネーの虎」のイギリス版のことなんですね^^; なるほど。
しかし、チャレンジしてほしいテーマは既に用意されているようです。
http://www.crackit.org.uk/crack/crackitchallenges
高機能簡易型有害性評価手法の開発……事後評価 [代替法]
5年前、NEDOが「高機能簡易型有害性評価手法の開発」という事業を始めるにあたり公募前のワークショップが開催され、それを聞きに行ったことをブログに書いたのですが、昨日はなんともう、その事業の事後評価分科会でした。5年間のプロジェクトだったので、時間が経つのは早い~と思いつつ、聞いてきました。
実は行く前は、「聞いてもわかるかなぁ?」とか「資料が重いだけかも…」と少し悩んでいたのですが、いやー聞きに行ってよかったです。(といっても丸1日は無理だから、午後だけ^^;)
この事業、予想以上にいいところまで行った感じで、次の予算にもつなげたいという話になったそうです。
特に、「培養細胞を用いた有害性評価手法の開発」については、実用化の見通し等については、概略こんな感じでした。
・発がん性の予知としてのBhas 42細胞の形質転換試験
=すでに実用化されている。OECDのテストガイドラインとして申請済。
・免疫毒性の予知として、特に感作性試験の代替法の可能性
=有望性高い。平成23年度、バリデーションが予算化されている。
2色または3色発光によるレポーターアッセイ系は、LLNAやh-CLAT法に比べて短時間処理で簡便に精度よく検出できる、極めて有望な系、とのこと。
・発生毒性の予知としてのES細胞を用いる方法
=有望性高い。バリデーションは平成24年度。
心筋関連遺伝子・神経関連遺伝子の発現を簡便に評価するレポータージーンアッセイ用ES細胞を開発、とのこと。
特にOECDへ申請済みとなっている試験法は、予定より1年早く申請できたそうです。他にも「特許取得済」といった話などもちらほら出て、急に経済産業省が今後の課題の中に「動物使用削減の推進」を入れたりしているのも、この成果があってのことだったのかな?と思いました。
(事業仕分けの影響で、化学物質についてはNEDOから経産省直轄に変わったとのこと。)
ちなみに、代替法といっても、動物が全く犠牲にならないわけではないのですが、例えば、培養に使うラットの血清の量を減らす(=犠牲にするラットの数を減らす)などの研究成果なども発表されていました。
評価する側の委員の発言で気になったのは、「EUは化粧品についてはもう国策としてやっているので、日本から新規試験法を出しても遅れさせられたりする」という苦労話…。(そーなん、EU? ひどいじゃん) OECDガイドライン化へ向けて、ぜひ慎重に成功へ持って行ってほしいと思いました。
最後の講評では、「動物実験の代替になるようにということだが、代替までは無理で、動物実験と両方を活用するということになるのではないか」といったちょっとガッカリな発言もありましたが、でもいいんです。何といってもこの事業、始まったときは、動物の犠牲も減ることについては一言も触れられないという、不思議なスルー状態で始まってたんですから…。(代替法以外の何物でもないのに)
それが今では、ヒトの代謝系を組み込むには?とか、ヒトのvivoとつないでいくには?といった前向きなやりとりまであって、今後にも大きく期待するところです。
ただ、もう一つ、「28日間反復投与試験結果と相関する遺伝子発現データセットの開発」というテーマがあったのですが、そちらの方は…なんと当初の「予測手法の開発」という目標は中止になっていて、事業内容を変えて再登場だったようです(TT)。(たしかに、いきなりちょっと高い目標だなとは思っていたんだけど…そうだったのですか)
ただ、発表自体は、かなり「えー、すごいじゃん!?」と私は思ってしまいました。ヒトではなくラットのデータだというところが(わたし的にはかなり)欠点ですが^^;、でも、今までの動物実験って、動物を無駄に犠牲にするだけで、大したデータをとってないんじゃない?と思わず思ってしまうような内容でした。
(内容は……んー、図を見ながら聞いたら「ほー?」と思うけど、言葉で説明するのは難しい。と思ったら、ご本人も「書籍化するのが難しい」と言っていた^^;)
こちらのプロジェクトは、「培養細胞を用いた有害性評価手法の開発」に比べると、実用化等への道のりの点で講評は少し厳しめ?ではありましたが、でも何となく委員の皆さん、押し黙ってしまったような…。気のせいでしょうか?
ちなみに、ラットには日周リズムがあるので、臓器を取り出した時間が1日のうちの何時かによって、遺伝子発現の状況は違うのだそうですよ! それって知られた事実なのでしょうか? 今までの動物実験のデータベースには、臓器をとった時間までは書いていないと言っていて、そりゃぁそうでしょぅねぇ~と思ってしまいました。
この研究のために使えるデータベースが1つだけしかなかった話もあり、当然ながら最後の講評では、動物実験自体のリファインメント(改善)も必要だという話が出ていました。
この研究には、1ベンチャー企業が(事業をストップさせて)取組んだそうですが、特許取得も行わずデータは全て公開、解析のノウハウも公開すると言っていました。公的資金なので当然といえば当然ですが、でもなかなかすばらしい話です。ラットたちからとったサンプルは、まだ保存してあるそうなので、継続のプロジェクトでも無駄にされないことを祈ります。
長くなってしまいましたが、これだけでも話足りてない感じです。
参考までに、これまでの関連するブログエントリです。(こんなに書いてたのか、私ゃ)
第1回「高機能簡易型有害性評価手法の開発」(中間評価)分科会資料&議事録
http://goodbyelab.blog.so-net.ne.jp/2009-01-10
NEDOの代替法開発 経過
http://goodbyelab.blog.so-net.ne.jp/2008-11-06
NEDOで追加公募
http://goodbyelab.blog.so-net.ne.jp/2007-10-23
高機能簡易型有害性評価手法開発ワークショップ
http://goodbyelab.blog.so-net.ne.jp/2006-02-10-4
実は行く前は、「聞いてもわかるかなぁ?」とか「資料が重いだけかも…」と少し悩んでいたのですが、いやー聞きに行ってよかったです。(といっても丸1日は無理だから、午後だけ^^;)
この事業、予想以上にいいところまで行った感じで、次の予算にもつなげたいという話になったそうです。
特に、「培養細胞を用いた有害性評価手法の開発」については、実用化の見通し等については、概略こんな感じでした。
・発がん性の予知としてのBhas 42細胞の形質転換試験
=すでに実用化されている。OECDのテストガイドラインとして申請済。
・免疫毒性の予知として、特に感作性試験の代替法の可能性
=有望性高い。平成23年度、バリデーションが予算化されている。
2色または3色発光によるレポーターアッセイ系は、LLNAやh-CLAT法に比べて短時間処理で簡便に精度よく検出できる、極めて有望な系、とのこと。
・発生毒性の予知としてのES細胞を用いる方法
=有望性高い。バリデーションは平成24年度。
心筋関連遺伝子・神経関連遺伝子の発現を簡便に評価するレポータージーンアッセイ用ES細胞を開発、とのこと。
特にOECDへ申請済みとなっている試験法は、予定より1年早く申請できたそうです。他にも「特許取得済」といった話などもちらほら出て、急に経済産業省が今後の課題の中に「動物使用削減の推進」を入れたりしているのも、この成果があってのことだったのかな?と思いました。
(事業仕分けの影響で、化学物質についてはNEDOから経産省直轄に変わったとのこと。)
ちなみに、代替法といっても、動物が全く犠牲にならないわけではないのですが、例えば、培養に使うラットの血清の量を減らす(=犠牲にするラットの数を減らす)などの研究成果なども発表されていました。
評価する側の委員の発言で気になったのは、「EUは化粧品についてはもう国策としてやっているので、日本から新規試験法を出しても遅れさせられたりする」という苦労話…。(そーなん、EU? ひどいじゃん) OECDガイドライン化へ向けて、ぜひ慎重に成功へ持って行ってほしいと思いました。
最後の講評では、「動物実験の代替になるようにということだが、代替までは無理で、動物実験と両方を活用するということになるのではないか」といったちょっとガッカリな発言もありましたが、でもいいんです。何といってもこの事業、始まったときは、動物の犠牲も減ることについては一言も触れられないという、不思議なスルー状態で始まってたんですから…。(代替法以外の何物でもないのに)
それが今では、ヒトの代謝系を組み込むには?とか、ヒトのvivoとつないでいくには?といった前向きなやりとりまであって、今後にも大きく期待するところです。
ただ、もう一つ、「28日間反復投与試験結果と相関する遺伝子発現データセットの開発」というテーマがあったのですが、そちらの方は…なんと当初の「予測手法の開発」という目標は中止になっていて、事業内容を変えて再登場だったようです(TT)。(たしかに、いきなりちょっと高い目標だなとは思っていたんだけど…そうだったのですか)
ただ、発表自体は、かなり「えー、すごいじゃん!?」と私は思ってしまいました。ヒトではなくラットのデータだというところが(わたし的にはかなり)欠点ですが^^;、でも、今までの動物実験って、動物を無駄に犠牲にするだけで、大したデータをとってないんじゃない?と思わず思ってしまうような内容でした。
(内容は……んー、図を見ながら聞いたら「ほー?」と思うけど、言葉で説明するのは難しい。と思ったら、ご本人も「書籍化するのが難しい」と言っていた^^;)
こちらのプロジェクトは、「培養細胞を用いた有害性評価手法の開発」に比べると、実用化等への道のりの点で講評は少し厳しめ?ではありましたが、でも何となく委員の皆さん、押し黙ってしまったような…。気のせいでしょうか?
ちなみに、ラットには日周リズムがあるので、臓器を取り出した時間が1日のうちの何時かによって、遺伝子発現の状況は違うのだそうですよ! それって知られた事実なのでしょうか? 今までの動物実験のデータベースには、臓器をとった時間までは書いていないと言っていて、そりゃぁそうでしょぅねぇ~と思ってしまいました。
この研究のために使えるデータベースが1つだけしかなかった話もあり、当然ながら最後の講評では、動物実験自体のリファインメント(改善)も必要だという話が出ていました。
この研究には、1ベンチャー企業が(事業をストップさせて)取組んだそうですが、特許取得も行わずデータは全て公開、解析のノウハウも公開すると言っていました。公的資金なので当然といえば当然ですが、でもなかなかすばらしい話です。ラットたちからとったサンプルは、まだ保存してあるそうなので、継続のプロジェクトでも無駄にされないことを祈ります。
長くなってしまいましたが、これだけでも話足りてない感じです。
参考までに、これまでの関連するブログエントリです。(こんなに書いてたのか、私ゃ)
第1回「高機能簡易型有害性評価手法の開発」(中間評価)分科会資料&議事録
http://goodbyelab.blog.so-net.ne.jp/2009-01-10
NEDOの代替法開発 経過
http://goodbyelab.blog.so-net.ne.jp/2008-11-06
NEDOで追加公募
http://goodbyelab.blog.so-net.ne.jp/2007-10-23
高機能簡易型有害性評価手法開発ワークショップ
http://goodbyelab.blog.so-net.ne.jp/2006-02-10-4
経済産業省も動物使用削減の推進をかかげ始めた [代替法]
経済産業省が、今後の化学物質管理政策上の課題例として、いよいよ動物使用削減の推進をかかげ始めました。省庁が出す資料に、堂々と「動物使用削減の推進」なんていう文言が載り、しかもそれが「今後の課題」だというのだから、すごいことだと感じました。
いやー、この活動していて一番くらいの驚きでしたよ~!(大げさ?)
おそらく動物保護の流れというよりは、化学物質管理についての世界的な流れの中で、より早く安く簡便に、そして高精度に、化学物質の安全性(毒性)を予測する手法を開発したい、しかもOECDガイドラインに載っちゃったりなんかしたらなんかイイことありそう~!みたいな、どちらかというと産業保護・イノベーションの観点からの流れのような気はしますが、それでも「動物使用削減」という言葉が出てくることは非常に意味があることだと思います。
まず、減らそうとしなければ減らないと思うんです。
AVA-net会報にもすでに文面が掲載されていますが、スキャンしてこの感動をお分けします。



※民主党・化学物質問題対策プロジェクトチームの会合で経産省から提出された資料です。
いやー、この活動していて一番くらいの驚きでしたよ~!(大げさ?)
おそらく動物保護の流れというよりは、化学物質管理についての世界的な流れの中で、より早く安く簡便に、そして高精度に、化学物質の安全性(毒性)を予測する手法を開発したい、しかもOECDガイドラインに載っちゃったりなんかしたらなんかイイことありそう~!みたいな、どちらかというと産業保護・イノベーションの観点からの流れのような気はしますが、それでも「動物使用削減」という言葉が出てくることは非常に意味があることだと思います。
まず、減らそうとしなければ減らないと思うんです。
AVA-net会報にもすでに文面が掲載されていますが、スキャンしてこの感動をお分けします。



※民主党・化学物質問題対策プロジェクトチームの会合で経産省から提出された資料です。
iPSで毒性検査チップ [代替法]
iPSで毒性検査チップ 心臓再現、新薬開発で利用
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011022701000447.html
2011年2月28日 共同通信
万能細胞の胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心筋細胞を並べネットワークを構成、心臓に近い状態を再現し、新薬の毒性を調べるチップを東京医科歯科大生体材料工学研究所の安田賢二(やすだ・けんじ)教授らが開発した。
薬の心臓への副作用を正確に予測でき、既に海外の大手製薬会社数社が、このチップを利用する動きがあるという。安田教授は「人の心臓の一部を直接チップ上で測っていることと同じで、この方法が確立できれば新薬の開発段階で動物実験をしなくても、人の臨床試験に進める可能性がある」と話している。
この記事、動物実験の代替になることが書かれていたので驚きました。
(iPS研究花盛りですが、日本の報道とか研究者って、あまり動物実験の代替になることは口にしないような印象があり…)
毒性検査にiPS細胞を利用する研究が急速に進んでいる。
とも書かれています。
期待します。
「サイエンティフィック・アメリカン」誌も「チップ上の臓器」についての記事を掲載していました。
Organs-on-a-Chip for Faster Drug Development
New devices may help bring drugs to market faster
http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=organs-on-a-chip
February 25, 2011
医薬品開発では動物を試験に使わなければならないが、それにはお金もかかるし、倫理的問題も問われるし、さらにはヒトでの効果を予測できないかもしれないのだと、冒頭に書かれています。
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011022701000447.html
2011年2月28日 共同通信
万能細胞の胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心筋細胞を並べネットワークを構成、心臓に近い状態を再現し、新薬の毒性を調べるチップを東京医科歯科大生体材料工学研究所の安田賢二(やすだ・けんじ)教授らが開発した。
薬の心臓への副作用を正確に予測でき、既に海外の大手製薬会社数社が、このチップを利用する動きがあるという。安田教授は「人の心臓の一部を直接チップ上で測っていることと同じで、この方法が確立できれば新薬の開発段階で動物実験をしなくても、人の臨床試験に進める可能性がある」と話している。
この記事、動物実験の代替になることが書かれていたので驚きました。
(iPS研究花盛りですが、日本の報道とか研究者って、あまり動物実験の代替になることは口にしないような印象があり…)
毒性検査にiPS細胞を利用する研究が急速に進んでいる。
とも書かれています。
期待します。
「サイエンティフィック・アメリカン」誌も「チップ上の臓器」についての記事を掲載していました。
Organs-on-a-Chip for Faster Drug Development
New devices may help bring drugs to market faster
http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=organs-on-a-chip
February 25, 2011
医薬品開発では動物を試験に使わなければならないが、それにはお金もかかるし、倫理的問題も問われるし、さらにはヒトでの効果を予測できないかもしれないのだと、冒頭に書かれています。
厚労省通知:動物実験代替法の利用とJaCVAMの活用促進について [代替法]
そういえば、大事なことをブログにアップしていませんでした。
先日、厚生労働省からこのような通知が出たそうです。
医薬部外品の承認申請資料作成等における動物実験代替法の利用とJaCVAMの活用促進について
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T20110207E0020.pdf
ズバリ、「動物実験代替法の利用と」云々と掲げられた通知が出る時代になったのですね。
これ、去年、研究班の出した成果については、厚生労働省から通知を出してもらうということで形にできないか交渉中だと、報告会で話が出ていた件ですよね?
実際形になると、たった一枚の紙になってしまうのか~と、正直、その内容のコンパクトさに驚いてしまったのですが、でもこのたった一枚が、動物たちにとってはとても意味の重い一枚なのだと思います。
ただ…今年のJaCVAMのセミナーでは、化粧品の業界団体である粧工連からのお話があり、そこでは何となくうっすらと危惧していた点についての発言がありました。
つまり、この通知は、あくまで「代替法を使った添付書類も<受け付けますよ>」という話だと。
「それで実際に通るかどうかはまた別の話だ」というニュアンスです。
せっかく、とびっきりいい話題なのに、こんな情報で締めくくって本当にすみません。化粧品業界からのお話は、実際のところ、かなり悲壮感漂っていました。またセミナー全体の報告は、後日アップしたいと思います。
当日は、PMDAの方もいらしていたそうですが、この悲壮な訴えをどういう面持ちで聞いていたのでしょうか。
通知の内容は以下の通りです。
先日、厚生労働省からこのような通知が出たそうです。
医薬部外品の承認申請資料作成等における動物実験代替法の利用とJaCVAMの活用促進について
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T20110207E0020.pdf
ズバリ、「動物実験代替法の利用と」云々と掲げられた通知が出る時代になったのですね。
これ、去年、研究班の出した成果については、厚生労働省から通知を出してもらうということで形にできないか交渉中だと、報告会で話が出ていた件ですよね?
実際形になると、たった一枚の紙になってしまうのか~と、正直、その内容のコンパクトさに驚いてしまったのですが、でもこのたった一枚が、動物たちにとってはとても意味の重い一枚なのだと思います。
ただ…今年のJaCVAMのセミナーでは、化粧品の業界団体である粧工連からのお話があり、そこでは何となくうっすらと危惧していた点についての発言がありました。
つまり、この通知は、あくまで「代替法を使った添付書類も<受け付けますよ>」という話だと。
「それで実際に通るかどうかはまた別の話だ」というニュアンスです。
せっかく、とびっきりいい話題なのに、こんな情報で締めくくって本当にすみません。化粧品業界からのお話は、実際のところ、かなり悲壮感漂っていました。またセミナー全体の報告は、後日アップしたいと思います。
当日は、PMDAの方もいらしていたそうですが、この悲壮な訴えをどういう面持ちで聞いていたのでしょうか。
通知の内容は以下の通りです。
E-ラーニング『動物実験の実践倫理』 [代替法]
昨日、代替法学会のえらーい先生に、「まだ紹介してないじゃないか」と言われたので、使命感?でご紹介。(日ごろ一体何をチェックなさっておられるのですか、センセイ??)
いつでも、どこでも、だれでも(私も?)、学べる、動物実験用訓練教材が、実験動物学会のサイトに掲載されたとのことです。
e-learning 動物実験の実践倫理
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jalas/gakkai/edu_training.html
ダウンロード版と、ネット視聴版と両方アップされています。
これは、実験動物に関わる実験実施者や技術者だけではなく、実験動物委員会の委員も対象としているとのこと。
動物実験を自主管理体制で進めていく(つまり、法制度は必要ない)というのが、今の業界の主張で、この教材にも色濃くその主張が出てしまっていると思いますが、自主管理体制を適切に勧めるためには、きちんとした実験計画書の立案・審査と教育が必要だと、この教材を作られた方も昨日のセミナーでお話されていました。
(だったらそういう枠組みだけでも法制化するのは問題ないのでは?と、もちろん私などは思いますが、その話はまたセミナー報告としてブログにアップしたいと思います。)
技術的な面の教育というのは、資格制度を含め今までもあったと思いますし(といっても使う場合の話で、ネズミ飼育のための知識って、案外実験関係のテキストって参考にならないのですが)、外部評価の仕組みを確立させようとする動きも今いろいろ進行しているかとは思いますが、実は、実験計画書を審査する動物実験委員会の委員の水準の担保や教育というのは、あまり図られてきていないところなのではないか?と(少なくとも外部から見ていると)感じるので、その点がこの教材で特に意義深いところなのかな?と思いました。
また、これからは、こういう倫理面の教育、3Rの実践的な面の教育というのも、重要になってきてほしいと願います。
いつでも、どこでも、だれでも(私も?)、学べる、動物実験用訓練教材が、実験動物学会のサイトに掲載されたとのことです。
e-learning 動物実験の実践倫理
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jalas/gakkai/edu_training.html
ダウンロード版と、ネット視聴版と両方アップされています。
これは、実験動物に関わる実験実施者や技術者だけではなく、実験動物委員会の委員も対象としているとのこと。
動物実験を自主管理体制で進めていく(つまり、法制度は必要ない)というのが、今の業界の主張で、この教材にも色濃くその主張が出てしまっていると思いますが、自主管理体制を適切に勧めるためには、きちんとした実験計画書の立案・審査と教育が必要だと、この教材を作られた方も昨日のセミナーでお話されていました。
(だったらそういう枠組みだけでも法制化するのは問題ないのでは?と、もちろん私などは思いますが、その話はまたセミナー報告としてブログにアップしたいと思います。)
技術的な面の教育というのは、資格制度を含め今までもあったと思いますし(といっても使う場合の話で、ネズミ飼育のための知識って、案外実験関係のテキストって参考にならないのですが)、外部評価の仕組みを確立させようとする動きも今いろいろ進行しているかとは思いますが、実は、実験計画書を審査する動物実験委員会の委員の水準の担保や教育というのは、あまり図られてきていないところなのではないか?と(少なくとも外部から見ていると)感じるので、その点がこの教材で特に意義深いところなのかな?と思いました。
また、これからは、こういう倫理面の教育、3Rの実践的な面の教育というのも、重要になってきてほしいと願います。
ヨウカンの会社 [代替法]
YOUCANヨウカンの会社、ここでした。動画もYouTubeにあったから埋め込んじゃおうっと。
EBM Corporation
http://ebm.vc/
なんだかハマっていろいろ見てしまった… おもしろーい。
(でもホームページを見ていたら、ブタの組織も売ってた・・・ 倫理的理由から、食用にと畜されたものだけだと書いてあるけど。
まあそこは、食べている人がいる現状、なかなか微妙ですよね。
それよりは、生きたブタ(実験用)を年間数百頭レベルで使ってるトレーニングセンターなどの方が、よほど批判を受けるべきでしょうしね。)
EBM Corporation
http://ebm.vc/
なんだかハマっていろいろ見てしまった… おもしろーい。
(でもホームページを見ていたら、ブタの組織も売ってた・・・ 倫理的理由から、食用にと畜されたものだけだと書いてあるけど。
まあそこは、食べている人がいる現状、なかなか微妙ですよね。
それよりは、生きたブタ(実験用)を年間数百頭レベルで使ってるトレーニングセンターなどの方が、よほど批判を受けるべきでしょうしね。)
冠動脈モデルYOUCANヨウカン [代替法]
こ、このネーミングは一体!?・・・と思ったかどうかはおいておいて\(^^\)(/^^)/
冠動脈バイパス手術の訓練のために作られたシミュレーション装置だそうです。従来はブタの解凍心臓を使っていたとか。
2008年の記事なんですけど、動画に感動しちゃったので思わずリンク^^;。(とくに2つあるうちの下のやつ~)
海外でも注目の日本発、冠動脈バイパス手術訓練ロボット登場
http://www.medsafe.net/contents/recent/137operobot.html
P.S.
ほんとうはネーミングが一番ツボにはまりました(笑)
冠動脈バイパス手術の訓練のために作られたシミュレーション装置だそうです。従来はブタの解凍心臓を使っていたとか。
2008年の記事なんですけど、動画に感動しちゃったので思わずリンク^^;。(とくに2つあるうちの下のやつ~)
海外でも注目の日本発、冠動脈バイパス手術訓練ロボット登場
http://www.medsafe.net/contents/recent/137operobot.html
P.S.
ほんとうはネーミングが一番ツボにはまりました(笑)
コロラド州立大が開発した代替法ツール [代替法]
コロラド州立大が開発した外科訓練用の代替法ツールがすごいです。動画埋め込んでみました。
紹介記事:
Colorado State University Invention Helps Students Learn Surgical Techniques Before Operating on Patients
http://www.news.colostate.edu/Release/5491
紹介記事:
Colorado State University Invention Helps Students Learn Surgical Techniques Before Operating on Patients
http://www.news.colostate.edu/Release/5491
代替法:アメリカでも盛り上がってきているらしい [代替法]
Animal testing alternatives come alive in US
Published online 06 December 2010
http://www.nature.com/nm/journal/v16/n12/full/nm1210-1348.html
アメリカでも代替法を開発しようという機運が高まっている様子です。(やはりヨーロッパには遅れているという認識だったのか~と思ってしまいましたが~)
原文は有料記事なので、下記の紹介記事で概略を読みました。PCRMの会員まで増えちゃってるらしいではないですか。(一応、医師と科学者の会、ですからね^^;、あそこ)
なんとなく熱気と盛り上がりを感じます。
http://altweb.jhsph.edu/news/current/nature1210.html
Published online 06 December 2010
http://www.nature.com/nm/journal/v16/n12/full/nm1210-1348.html
アメリカでも代替法を開発しようという機運が高まっている様子です。(やはりヨーロッパには遅れているという認識だったのか~と思ってしまいましたが~)
原文は有料記事なので、下記の紹介記事で概略を読みました。PCRMの会員まで増えちゃってるらしいではないですか。(一応、医師と科学者の会、ですからね^^;、あそこ)
なんとなく熱気と盛り上がりを感じます。
http://altweb.jhsph.edu/news/current/nature1210.html








